文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XIII.皮膚疾患
結節性紅斑 VS Behçet病の結節性紅斑様皮疹
著者: 西山茂夫1
所属機関: 1北里大学医学部・皮膚科
ページ範囲:P.2142 - P.2143
文献購入ページに移動なぜ鑑別が問題となるか
結節性紅斑とは皮下脂肪織における炎症という程度の意味であり,1つの疾患単位というよりは,種々の原因による症状と考えられる.
皮下脂肪織の炎症は一般に皮下のしこり(結節)として表現されるが,多少とも真皮に波及するために皮膚の表面に潮紅(紅斑)がみられる.したがって,結節性紅斑erythema nodosumとよばれるが,病理学的な意味も含めて"dermopanniculitis"という言葉が適切である.
結節性紅斑とは皮下脂肪織における炎症という程度の意味であり,1つの疾患単位というよりは,種々の原因による症状と考えられる.
皮下脂肪織の炎症は一般に皮下のしこり(結節)として表現されるが,多少とも真皮に波及するために皮膚の表面に潮紅(紅斑)がみられる.したがって,結節性紅斑erythema nodosumとよばれるが,病理学的な意味も含めて"dermopanniculitis"という言葉が適切である.
掲載誌情報