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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XIII.皮膚疾患

結節性紅斑 VS Behçet病の結節性紅斑様皮疹

著者: 西山茂夫1

所属機関: 1北里大学医学部・皮膚科

ページ範囲:P.2142 - P.2143

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なぜ鑑別が問題となるか
 結節性紅斑とは皮下脂肪織における炎症という程度の意味であり,1つの疾患単位というよりは,種々の原因による症状と考えられる.
 皮下脂肪織の炎症は一般に皮下のしこり(結節)として表現されるが,多少とも真皮に波及するために皮膚の表面に潮紅(紅斑)がみられる.したがって,結節性紅斑erythema nodosumとよばれるが,病理学的な意味も含めて"dermopanniculitis"という言葉が適切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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