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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

XIV.女性性器疾患

子宮筋腫 VS 卵巣腫瘍

著者: 飯塚理八1 山口順1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・産婦人科

ページ範囲:P.2164 - P.2165

文献概要

なぜ鑑別が問題となるか
 子宮筋腫は婦人科領域における代表的疾患であり,外来患者の3〜5%を占めるといわれる.また剖検例の20%に子宮筋腫が発見される.子宮と卵巣は解剖学的に接近して存在し,卵巣腫瘍は種類が多く多彩であるため,鑑別診断を困難にすることがある.とりわけ有茎漿膜下筋腫と子宮に癒着した充実性卵巣腫瘍の鑑別は大切である.正しい診断がなされないと,治療方針,手術の適応,術式の決定が不可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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