文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
XIV.女性性器疾患
文献概要
なぜ鑑別が問題となるか
子宮筋腫は婦人科領域における代表的疾患であり,外来患者の3〜5%を占めるといわれる.また剖検例の20%に子宮筋腫が発見される.子宮と卵巣は解剖学的に接近して存在し,卵巣腫瘍は種類が多く多彩であるため,鑑別診断を困難にすることがある.とりわけ有茎漿膜下筋腫と子宮に癒着した充実性卵巣腫瘍の鑑別は大切である.正しい診断がなされないと,治療方針,手術の適応,術式の決定が不可能である.
子宮筋腫は婦人科領域における代表的疾患であり,外来患者の3〜5%を占めるといわれる.また剖検例の20%に子宮筋腫が発見される.子宮と卵巣は解剖学的に接近して存在し,卵巣腫瘍は種類が多く多彩であるため,鑑別診断を困難にすることがある.とりわけ有茎漿膜下筋腫と子宮に癒着した充実性卵巣腫瘍の鑑別は大切である.正しい診断がなされないと,治療方針,手術の適応,術式の決定が不可能である.
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