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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
XV.小児疾患
文献概要
なぜ鑑別が問題となるか
狸紅熱と川崎病とは日常の小児診療でしばしば遭遇する疾患であるが,定型例は診断に苦労しないが,少し症状が非定型のときは両者はよく誤まられる.しかも,両者の後遺症はまったく異なり,狸紅熱は一般に腎炎を,川崎病は冠状動脈瘤と突然死を考慮する必要があり,両者の管理もまた異なる.したがって,両者はできるだけ正しく鑑別し診断する必要がある.
狸紅熱と川崎病とは日常の小児診療でしばしば遭遇する疾患であるが,定型例は診断に苦労しないが,少し症状が非定型のときは両者はよく誤まられる.しかも,両者の後遺症はまったく異なり,狸紅熱は一般に腎炎を,川崎病は冠状動脈瘤と突然死を考慮する必要があり,両者の管理もまた異なる.したがって,両者はできるだけ正しく鑑別し診断する必要がある.
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