icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XV.小児疾患

憤怒けいれん VS てんかん

著者: 本多輝男1 星加明徳1

所属機関: 1東京医科大学・小児科

ページ範囲:P.2186 - P.2187

文献購入ページに移動
なぜ鑑別が問題となるか
 両疾患ともけいれんあるいは意識喪失を主訴として来院するが,憤怒けいれんは予後良好な疾患であり,抗けいれん剤服用の必要がなく,また服用しても効果は少ない.一方,てんかんは,放置すると発作回数が増し,脳障害を招来して,知能の低下,性格の変容をもたらす頻度が高いので,抗けいれん剤の長期服用,脳波のfollow upが必要な疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?