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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XV.小児疾患
腸重積 VS 急性胃腸炎
著者: 松山秀介1
所属機関: 1横浜市立大学医学部・小児科
ページ範囲:P.2196 - P.2197
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腸重積症は小児,とくに乳児を中心に日常しばしば遭遇する疾患である.早期に診断し,治療を行えば,およそ90%は非観血的な処置により治癒させうる.診断が遅れ,発症24時間を過ぎると非観血的な処置により整復させることは困難となり,開腹手術による整復,さらに腸切除を余儀なく行うことも少なくない.腸切除を行った例の手術成績は悪く,10〜20%の死亡率があげられている.早期診断の重要な疾患であり,乳幼児の診療にあたる際は常に念頭におくべき疾患である.
腸重積症は小児,とくに乳児を中心に日常しばしば遭遇する疾患である.早期に診断し,治療を行えば,およそ90%は非観血的な処置により治癒させうる.診断が遅れ,発症24時間を過ぎると非観血的な処置により整復させることは困難となり,開腹手術による整復,さらに腸切除を余儀なく行うことも少なくない.腸切除を行った例の手術成績は悪く,10〜20%の死亡率があげられている.早期診断の重要な疾患であり,乳幼児の診療にあたる際は常に念頭におくべき疾患である.
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