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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻13号

1980年12月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な脳神経外科の知識 脳血管障害

手術適応—高血圧性脳内血腫

著者: 中島健二1 伊藤善太郎2

所属機関: 1秋田県立脳血管研究センター・神経内科 2秋田県立脳血管研究センター・脳神経外科

ページ範囲:P.2230 - P.2232

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 高血圧性脳出血といっても,血腫が生じる部位により,その名称は異なる.基底核部出血,視床出血がその大部分を占めるが,小脳出血,橋出血もしばしば経験する.皮質下出血も高血圧患者にみられることが多いが,時に脳動静脈奇形,angiomaの破綻により生じることもある.近年,CTスキャンの導入により,これら出血部位の確認は容易となった.
 高血圧性脳出血の手術適応となると,患者の臨床症状,ことに意識状態,運動障害の程度,瞳孔不同,対光反射などで代表される脳神経症状を考慮しつつ決定されるが,さらに,年齢,既存の合併症なども考慮する必要があろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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