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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻13号

1980年12月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な脳神経外科の知識 脳腫瘍

診断と予後—脳幹部グリオーマ

著者: 米増祐吉1

所属機関: 1旭川医科大学・脳神経外科

ページ範囲:P.2262 - P.2264

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 脳腫瘍は稀な疾患ではないが,脳幹部原発腫瘍は脳原発腫瘍の3.2%で多いものではない.脳腫瘍のなかで最も頻度が高いのがグリア系細胞由来腫瘍(グリオーマ)(約36%)であるが,このうちの約9%が脳幹部に原発する.組織学的には良性のastrocytomaが多いが,悪性のglioblastomaも発生する.ほかに脂肪腫,成人では転移性腫瘍があるが稀である.
 約60%は小児に発生し(平均6〜7歳),3歳以下には少ないとされている.成人では平均35歳であるが老齢者にも発生する,性別による差はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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