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文献概要
今月の主題 内科医に必要な脳神経外科の知識 脊髄・脊椎疾患
脊髄腫瘍
著者: 阿部弘1
所属機関: 1北海道大学医学部・脳神経外科
ページ範囲:P.2278 - P.2281
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脊髄腫瘍は硬膜外腫瘍,硬膜内髄外腫瘍および髄内腫瘍の3種に分けられる.発生頻度はそれぞれ20〜30%,50〜60%,10〜20%である.発生部位は胸椎に最も多く,次いで頸椎,腰椎の順に多い.
硬膜外腫瘍 転移性腫瘍が最も多く,椎体が破壊されて腫瘍が硬膜外腔へ増殖し,骨と硬膜の間に転移性の病巣を形成する.容易に脊髄,神経根を圧迫する.乳癌,甲状腺癌,前立腺癌,肺癌,腎癌によるものが多い.
脊髄腫瘍は硬膜外腫瘍,硬膜内髄外腫瘍および髄内腫瘍の3種に分けられる.発生頻度はそれぞれ20〜30%,50〜60%,10〜20%である.発生部位は胸椎に最も多く,次いで頸椎,腰椎の順に多い.
硬膜外腫瘍 転移性腫瘍が最も多く,椎体が破壊されて腫瘍が硬膜外腔へ増殖し,骨と硬膜の間に転移性の病巣を形成する.容易に脊髄,神経根を圧迫する.乳癌,甲状腺癌,前立腺癌,肺癌,腎癌によるものが多い.
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