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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻13号

1980年12月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な脳神経外科の知識 今日の治療

三叉神経痛

著者: 岩隈勉1

所属機関: 1苫小牧市立綜合病院・脳神経外科

ページ範囲:P.2294 - P.2295

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はじめに
 顔面の神経痛は一般には顔面神経痛ともいわれるが,しかし,顔面の知覚神経は三叉神経なので医学的には三叉神経痛と呼ばれる,患者が最初に受診する科はいろいろで,三叉神経第1枝の領域の痛みの場合は,痛みが眼に近いため,眼科を受診し,2枝,3枝の痛みの場合は歯科,口腔外科,ペインクリニックを受診する場合が多い.内科を最初に受診する患者も多いと思われる.
 患者が顔面の激痛を訴えて来院した場合は,的確な診断をして痛みを早く除いてやることである.痛みについて,痛みが間歇的であるか持続的であるか,痛みの起こる場所,痛みが何によって誘発されるか,いつからはじまったか,痛みに対しての過去の治療などについて聞き,さらに頭痛,視力障害,悪心などの有無について聞くことが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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