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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻13号

1980年12月発行

図解病態のしくみ 消化器疾患・12

過敏性大腸症(2)—ストレスの意義(心理学的・精神生理学的見地からの考察)

著者: 松枝啓1

所属機関: 1国立病院医療センター・消化器内科

ページ範囲:P.2354 - P.2357

文献概要

はじめに
 前回(11月号)は,過敏性大腸症は腸管の運動異常(Motility Abnormalities)によって起こることを述べた.一方,過敏性大腸症の症状がストレスによって増悪することは多くの臨床医によって経験されていることであるが,この症状の増悪もストレスによってひき起こされる腸管の運動異常によることが明らかになってきた.すなわち,このような過敏性大腸症におけるストレスの影響を正しく理解することが過敏性大腸症の診断の手助けになるばかりでなく,適切な治療を行う上でも不可欠のことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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