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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻2号

1980年02月発行

文献概要

今月の主題 末梢性ニューロパチー 診断

分類

著者: 古和久幸1

所属機関: 1北里大学医学部・内科

ページ範囲:P.175 - P.177

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はじめに
 末梢性ニューロパチーは病型,症状,原因による分類がなされている.最近ではこれに病理学的所見を主体とした分類も加えられている.
 臨床上最も有用なのは原因による分類で,治療に直接関係をもつからである.しかし,現段階で原因別の分類をした場合,あまりにも多くの原因不明の末梢性ニューロパチーの存在を無視することができない.黒岩1)の統計によれば,多発性ニューロパチー625例のうち原因不明が60%を占めていたという.末梢性ニューロパチーがいろいろな全身性疾患に随伴して現れ,その発生機構が十分に解明されていない今日,分類の決定版を持ちえないのも致し方のないことといえよう.ここでは現在用いられているそれぞれの分類を述べ,それらの組み合わせによる末梢神経障害の臨床診断にふれることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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