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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻2号

1980年02月発行

文献概要

今月の主題 末梢性ニューロパチー 頻度の多いニューロパチー

変形性脊椎症

著者: 片山宗一1

所属機関: 1獨協医科大学・神経内科

ページ範囲:P.194 - P.195

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はじめに
 変形性脊椎症にみられる臨床症状は,大別すると,①脊椎構築上の脆弱化による頸・項部痛,腰痛および運動制限(脊椎症状),②骨棘や椎間軟骨による神経根圧迫の結果生ずる上・下肢の知覚あるいは運動障害(神経根症radiculopathy),③骨棘,椎間軟骨の脊髄に対する直接の圧迫,あるいは脊髄血管への圧迫による脊髄症状(脊髄症),④椎骨動脈圧迫による椎骨・脳底動脈循環不全に分けられる.
 変形性脊椎症による神経根症は,頸椎ではC6,C7,C5,腰椎ではL5,S1,L4の順に最も多くみられる.後者は通常,坐骨神経痛として取り扱われるので,ここでは日常臨床上,しばしばみられる頸椎症について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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