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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻2号

1980年02月発行

文献概要

今月の主題 末梢性ニューロパチー 随伴性末梢神経障害

悪性腫瘍

著者: 本多虔夫1

所属機関: 1横浜市民病院・内科

ページ範囲:P.200 - P.201

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はじめに
 悪性腫瘍は,神経系内に転移したり浸潤したりして,それを破壊し症状を起こすことがある.また,このような直接的侵襲がないのに,原因不明の神経筋疾患が悪性腫瘍に合併することがある.このような神経筋疾患は,癌性ニューロミオパチーcarcinomatous neuromyopathyとかparaneoplastic neurological syndromeなどの名で呼ばれている.この中には小脳変性症,多発筋炎,筋無力症様症候群など,神経筋系をその種々の部位で侵す疾患が含まれるが,悪性腫瘍に随伴する末梢性ニューロパチーもその一つに数えられる.本稿ではこのニューロパチーにつき,その病像,鑑別診断,成因に分け記述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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