文献詳細
文献概要
胸部X線写真の読み方
シルエット・サイン
著者: 松山正也1 徳田裕1
所属機関: 1東海大学医学部・放射線科
ページ範囲:P.246 - P.252
文献購入ページに移動 松山 今回は胸部における病巣の位置決定に重要なシルエット・サインについて述べてみたいと思います.このサインは,古くは1935年頃から,左上葉舌区の病変に際して,胸部X線上心左縁が消失することが知られており,その後,中葉の病変でも心右縁が消失することが知られ,X線診断に応用されていたものです.
1950年Felsonが"silhouette sign"としてはじめて総括したもので,今日では胸部X線写真読影の基本ともなるべきものであり重要ですので,症例を中心に解説してみたいと思います.
1950年Felsonが"silhouette sign"としてはじめて総括したもので,今日では胸部X線写真読影の基本ともなるべきものであり重要ですので,症例を中心に解説してみたいと思います.
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