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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻2号

1980年02月発行

文献概要

臨床免疫学講座

免疫不全と疾患

著者: 堀内篤1 入交清博2

所属機関: 1近畿大学医学部・第3内科 2近畿大学医学部・内科

ページ範囲:P.262 - P.267

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 免疫不全とは免疫応答機構の欠陥による機能異常を意味しており,それによって起こる疾患を免疫不全症候群immunodeficiency syndromeとして一括している.免疫不全症候群には先天的な異常あるいは遺伝子レベルで規定された原発性(先天性)免疫不全症候群primary (congenital) immunodeficiency syndromeと各種疾患および薬剤などによって二次的に免疫不全状態に陥る続発性(後天性)免疫不全症候群secondary (acquired) immunodeficiency syndromeに二大別される.原発性免疫不全症候群は一般に幼児期に診断されるが,軽症例では成人になってから発見されることがある.これを成人型原発性免疫不全症候群と呼んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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