文献詳細
文献概要
紫煙考
煙の科学(2)
著者: 浅野牧茂1
所属機関: 1国立公衆衛生院・生理衛生学部
ページ範囲:P.293 - P.295
文献購入ページに移動●たばこ煙有害作用の指標
たばこ煙は前回に紹介したようにさまざまな有害物質を含んでいるが,たばこ煙の有害作用の指標として,以下のごとき事項があげられている1).
1)一般的たばこ煙毒性の指標として全粒子相物質(TPM)およびニコチン
2)ニコチン毒性の指標としてたばこ煙のpH
3)気相毒性の指標としてCO,CO2およびHCN
4)気道粘膜繊毛上皮に対する毒性の指標としてアセトアルデヒドおよびアクロレイン
5)毒性と香喫味に関与する揮発性塩基としてピリジン
6)揮発性の発癌促進因子の指標としてフェノール類
7)発癌性因子の代表としてベンツアントラセンおよびベンツピレン
たばこ煙は前回に紹介したようにさまざまな有害物質を含んでいるが,たばこ煙の有害作用の指標として,以下のごとき事項があげられている1).
1)一般的たばこ煙毒性の指標として全粒子相物質(TPM)およびニコチン
2)ニコチン毒性の指標としてたばこ煙のpH
3)気相毒性の指標としてCO,CO2およびHCN
4)気道粘膜繊毛上皮に対する毒性の指標としてアセトアルデヒドおよびアクロレイン
5)毒性と香喫味に関与する揮発性塩基としてピリジン
6)揮発性の発癌促進因子の指標としてフェノール類
7)発癌性因子の代表としてベンツアントラセンおよびベンツピレン
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