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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻2号

1980年02月発行

文献概要

紫煙考

煙の科学(2)

著者: 浅野牧茂1

所属機関: 1国立公衆衛生院・生理衛生学部

ページ範囲:P.293 - P.295

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●たばこ煙有害作用の指標
 たばこ煙は前回に紹介したようにさまざまな有害物質を含んでいるが,たばこ煙の有害作用の指標として,以下のごとき事項があげられている1)
 1)一般的たばこ煙毒性の指標として全粒子相物質(TPM)およびニコチン
 2)ニコチン毒性の指標としてたばこ煙のpH
 3)気相毒性の指標としてCO,CO2およびHCN
 4)気道粘膜繊毛上皮に対する毒性の指標としてアセトアルデヒドおよびアクロレイン
 5)毒性と香喫味に関与する揮発性塩基としてピリジン
 6)揮発性の発癌促進因子の指標としてフェノール類
 7)発癌性因子の代表としてベンツアントラセンおよびベンツピレン

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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