文献詳細
今月の主題 肺の炎症性疾患—最近の動向
抗酸菌
文献概要
はじめに
肺葉全体またはその大部分に一様に拡がった浸出性病変を主とし,放置すれば多くは大きい乾酪壊死病巣を形成し,軟化して多房性の空洞を生ずる肺結核症を乾酪性肺炎と呼んでいる.
臨床症状,胸部X線像が一般細菌による大葉性あるいは区域性肺炎と類似しているので,本症の特徴を熟知しておくことは肺炎の鑑別診断上必要である.
肺葉全体またはその大部分に一様に拡がった浸出性病変を主とし,放置すれば多くは大きい乾酪壊死病巣を形成し,軟化して多房性の空洞を生ずる肺結核症を乾酪性肺炎と呼んでいる.
臨床症状,胸部X線像が一般細菌による大葉性あるいは区域性肺炎と類似しているので,本症の特徴を熟知しておくことは肺炎の鑑別診断上必要である.
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