icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina17巻3号

1980年03月発行

今月の主題 肺の炎症性疾患—最近の動向

真菌と寄生虫

肺吸虫症

著者: 辻守康1

所属機関: 1広島大学医学部・寄生虫学

ページ範囲:P.350 - P.351

文献概要

はじめに
 わが国の肺吸虫症はほとんどがウェステルマン肺吸虫の寄生によるが,1974年に林,横川らが宮崎肺吸虫の人体寄生例を見出して以来,この宮崎肺吸虫症患者も現在までに約70例が報告されている.外国ではウエステルマン肺吸虫のほかケリコット肺吸虫,スクリアビン肺吸虫,タイ肺吸虫,アフリカ肺吸虫,メキシコ肺吸虫,ペルー肺吸虫などの人体寄生例が報告されている.これらのうち現在なおわが国でしばしばみられるウエステルマン肺吸虫症の概略について記すとともに,宮崎肺吸虫症の症例についてもふれてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら