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今月の主題 肺の炎症性疾患—最近の動向 膠原病とアレルギー
Goodpasture症候群
著者: 荻間勇1 山本保2
所属機関: 1新潟市民病院 2新潟市民病院内科
ページ範囲:P.361 - P.363
文献購入ページに移動Goodpasture症候群(以下G症)は,①喀血を説明しうる明らかな変化が肺胞や肺動脈にみとめられない,②多発性動脈炎に類似する血管炎を他の臓器にみとめない,③巣状,またはびまん性腎炎がみられる,などの条件をみたすものとされていた.
1964年以後,本症の免疫組織学的,血清学的知見が集積され,①肺出血,②腎炎,③Anti-Glomerular Basement Membrane Antibody(以下anti-GBM抗体)の三者がみとめられたものをG症とする定義が定着しつつある.
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