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臨床免疫学講座
感染と生体防御反応
著者: 堀内篤1
所属機関: 1近畿大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.424 - P.428
文献購入ページに移動 一般に細菌やウイルスの微生物あるいは原虫や寄生虫類の寄生体による感染症は,感染因子の病原性と宿主の感受性,すなわちhostparasite relationshipによって左右されている.宿主の免疫監視機構は侵入したこれらの病原体(抗原)を非自己と認識し,その病原性に応じた防御機構を働かせて,生体諸機能の恒常性が損われるのを防ごうとしている.実はこの機序を解明することが現在の免疫学の出発点であった.感染免疫の研究はやがて感染予防にまで発達し,ワクチンの開発は人類に大いに貢献している.
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