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文献概要
今月の主題 最近の腎疾患の基礎と臨床 特異な腎疾患
痛風腎
著者: 加賀美年秀12
所属機関: 1東京大学医学部・物療内科 2山梨県立中央病院・内科
ページ範囲:P.550 - P.552
文献購入ページに移動はじめに
痛風腎(gouty kidney)なる病名は,狭義には,病理組織学的に,髄質間質内に原発性痛風に特異的な尿酸塩(monosodium urate monohydrate)の沈着と,その周囲の異物細胞の存在,すなわち,痛風結節(tophus)を認めた場合に限定して用いられるが,限局性,散在性で,かつ髄質を主とする上記病変を,臨床的に証明することはきわめて困難であるので,現在では痛風患者において,臨床的に,尿所見,腎機能検査所見になんらかの異常を認めた場合には,これを痛風腎と呼ぶことが慣例化している.
痛風腎(gouty kidney)なる病名は,狭義には,病理組織学的に,髄質間質内に原発性痛風に特異的な尿酸塩(monosodium urate monohydrate)の沈着と,その周囲の異物細胞の存在,すなわち,痛風結節(tophus)を認めた場合に限定して用いられるが,限局性,散在性で,かつ髄質を主とする上記病変を,臨床的に証明することはきわめて困難であるので,現在では痛風患者において,臨床的に,尿所見,腎機能検査所見になんらかの異常を認めた場合には,これを痛風腎と呼ぶことが慣例化している.
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