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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻5号

1980年05月発行

今月の主題 甲状腺疾患診療の進歩

検査(グラフ)

超音波診断とX線診断

著者: 藤本吉秀1 小原孝男1

所属機関: 1筑波大学・臨床医学系外科

ページ範囲:P.694 - P.696

文献概要

はじめに
 甲状腺腫瘍性病変の大部分のものは甲状腺機能に異常がなく,したがって機能検査の面から診断することはできない.そこで形態学的な面から診断のための検査をすることになる.その第一歩が外からの触診である.しかし触診は甲状腺結節の表面の性状がわかるだけで,内部の構造まではわからない.結節の内部の構造を形態面から検出しようとするのが,超音波検査と頸部側方軟線撮影である.このほかX線検査には前後方向の普通撮影があり,気管の圧排・浸潤状況がわかる.これらの検査はすべて触診所見を基本とし,それを補うものであることを銘記すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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