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文献概要
今月の主題 甲状腺疾患診療の進歩 Graves病
クリーゼ
著者: 小島至1
所属機関: 1東京大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.718 - P.719
文献購入ページに移動クリーゼはGraves病における最もcriticalな状態である.特徴的な臨床症状を伴い,適切な治療が行われない場合の予後はきわめて不良であることから,古くより注目されてきた.近年Graves病の病態生理や甲状腺ホルモンの分泌,代謝,作用機序などにつき多くの知見が得られてきたが,クリーゼの本態については未だに明らかでない点が多い.
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