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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻7号

1980年07月発行

文献概要

今月の主題 アレルギーの現況 基礎知識

アレルギー性好酸球増多症の機序

著者: 山本昇壮1

所属機関: 1島根医科大学・皮膚科

ページ範囲:P.1004 - P.1006

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はじめに
 好酸球増多を来たす疾患は成書に多数記載されているが,それらのうちアレルギー性疾患は代表的なものの1つであろう.好酸球増多の機序やその生物学的意義については十分解明されていない点が多いが,近年アレルギー学の進歩と相俟って好酸球を炎症局所に集積させる種々の好酸球遊走因子が発見され,また好酸球の機能の解析が進むにつれて,アレルギー性疾患における好酸球増多の機序あるいはその生物学的役割が理解されやすいものになって来つつあるように思われる.
 本稿ではこれらの点をふまえて,アレルギー反応における好酸球増多の機序について略述を試みたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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