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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻7号

1980年07月発行

今月の主題 アレルギーの現況

いろいろなアレルゲン

花粉

著者: 清水章治1 信太隆夫2

所属機関: 1国立相模原病院アレルギー研究部・耳鼻科 2国立相模原病院アレルギー研究部・内科

ページ範囲:P.1034 - P.1035

文献概要

はじめに
 花粉を起因アレルゲンとして発症する疾患は花粉アレルギーと総称される.アレルギー性結膜炎や鼻アレルギーなどいわゆる眼鼻症状が惹起されれば花粉症とよばれ,当該植物の開花期と一致して発症する特徴がある.一方,花粉によって起こる気管支喘息は花粉喘息とよばれるが,花粉症ほど明確な季節性を有しない.しかも気管支でのアセチルコリン感受性が両者では明らかに異なっている1).鼻アレルギーでは病因アレルゲンとして4〜5割に花粉が関与しているが,気管支喘息では1割にも満たない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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