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今月の主題 アレルギーの現況 臓器別の症状と診断のコツ
皮膚
著者: 相模成一郎1 木村友子1
所属機関: 1兵庫医科大学・皮膚科
ページ範囲:P.1042 - P.1044
文献購入ページに移動皮膚に表現されるアレルギー性病変は多彩である.それはアレルギー性反応のすべての型の病変が皮膚に出現すること,および,1つの発疹の原因は一定のアレルゲンや1病型に限定されていないからである.たとえば薬疹におけるアレルギー性炎症の病型,臨床像,その原因薬の関係をみればこのことが了解されよう(表1).しかし,アレルギー性反応による皮膚病変(発疹)を強いて類型化allergic reaction patternすれば,つぎのようになる.
i)血管性反応 blood vascular reaction
ii)湿疹性反応 eczematous reaction
iii)肉芽性反応 granulomatous reaction
以上の3つの反応性パターンは,個々にclearcutに皮膚に表現されうるものでなく,互いにoverlapすることが多いが,上記3パターンに分けて記述することにする.
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