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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻8号

1980年08月発行

文献概要

今月の主題 今日の血液形態学 リンパ球の形態

Immunoblastic lymphadenopathy

著者: 小島瑞1 阿部正文2

所属機関: 1筑波大学基礎医学系・病理学 2福島県立医科大学・病理学第1講座

ページ範囲:P.1218 - P.1221

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はじめに
 最近,angio-immunoblastic lymphadenopathy with dysproteinemia(Frizzeraら)1)あるいはimmunoblastic lymphadenopathy(Lukesら)2)などの名称で呼ばれる一群の疾患が注目されている.これらは,系統的リンパ節腫脹にしばしば肝脾腫や高γグロブリン血症を含む種々の免疫異常を伴い,病理組織学的にimmunoblastおよび小血管の増殖と間質における好酸性無構物の沈着を特徴とする疾患で,Hodgkin病周辺に位置する一種のimmunoproliferative disorderとみなされ,従来報告されたlymphoreticulosis hyperglobulinemica(Jahnkeら)3),immunodysplasia syndrome(畔柳)4),chronisches pluripotentielles immunoproliferatives Syndrom(Westerhausenら)5),immunodysplastic disease(Suchi)6),lymphogranulomatosis X(Radaszkiewiczら)7)などとほぼ同一の範疇に属する疾患と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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