文献詳細
文献概要
今月の主題 膵と胆道疾患 治療における諸問題
胆汁酸による胆石溶解療法
著者: 桐生恭好1 船津和夫2
所属機関: 1日本鋼管病院 2東京歯科大学市川病院・内科
ページ範囲:P.1382 - P.1384
文献購入ページに移動Danzingerら1)が1972年に一次胆汁酸であるchenodeoxycholic acid(以下CDCA)を投与して,コレステロール系胆嚢胆石が溶解した症例を報告して以来,多くの研究者によりその有効性が確認された2,3)。またCDCAの7β-OH異性体であるursodeoxycholic acid(以下UDCA)にも同様にコレステロール結石溶解作用があることが相ついで報告された4,5).
掲載誌情報