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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻1号

1981年01月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病診療の現況 発症機序

遺伝

著者: 三村悟郎1

所属機関: 1琉球大学保健学部・第1内科

ページ範囲:P.11 - P.13

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 糖尿病の発症機序を論ずる場合,その背景にある遺伝をさけては通れないといえる.糖尿病の遺伝学的研究は1930年以降よりはじまり,表1に示すように常染色体劣性遺伝,優性遺伝,多因子遺伝と変遷を経て,今日インスリン依存性糖尿病(insulin dependent diabetes, IDD)と非依存性糖尿病(insulin independent diabetes, IID)の遺伝機構が異なっているのではないかという考えが提唱されるに至ったが,糖尿病の遺伝機構は依然として遺伝学者にとって悪夢であるというNeelの提言のように,完全には明白となっていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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