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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻1号

1981年01月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病診療の現況 治療

食事療法

著者: 川手亮三1

所属機関: 1広島大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.46 - P.48

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 従来血管合併症が少ないことを特徴としていたわが国においても,糖尿病患者の約半数が血管合併症で死亡しており,血管合併症の予防が糖尿病治療上重要な課題となっている.
 食事療法が糖尿病治療の根本であり,適正なカロリー(カロリー制限)が食事療法の第1の原則であることは広く知られている.また食事内容の適正な配分が食事療法の第2の原則であることも「糖尿病治療のための食品交換表」に指摘されている.しかし,食事内容の中脂肪の摂取量については,基準値がまだ決定されていない.過去のわが国における脂肪摂取量は,欧米に比して著しく低値であったので,糖尿病食事療法上あまり問題とならなかったが,近年わが国一般国民の脂肪摂取量は急速に増加してきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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