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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻1号

1981年01月発行

今月の主題 糖尿病診療の現況

治療

進行した糖尿病性網膜症の治療

著者: 清水昊幸1

所属機関: 1自治医科大学・眼科

ページ範囲:P.64 - P.65

文献概要

病期区分
 進行した糖尿病性網膜症とはどのような状態のものをいうのか.この問いに答えるのに好都合な糖尿病性綱膜症の病期区分がある.糖尿病性網膜症を大きく2病期に分割して,背景網膜症(background retinopathy)と増殖期糖尿病性綱膜症(proliferative state of diabetic retinopathy)とする分け方である.この区分はDavisら1)によって提唱され,今日広く受け人れられている.
 第1の背景網膜症の時期には,病変は網膜内に限局していて,小血管瘤,点状出血,硬性白斑,毛細血管網の閉塞,網膜の浮腫などがみられるが,いずれも網膜内の限局した変化で,視機能の急激な悪化は起こりにくい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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