文献詳細
文献概要
今月の主題 白血病—最新の概念と治療 治療
成人急性非リンパ性白血病のDCMP 2段治療法
著者: 宇塚善郎1
所属機関: 1東北大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1888 - P.1893
文献購入ページに移動 最近,Daunorubicin,AdriamycinおよびCytosinearabinosideなどを中心とした強力な併用療法の発達によって,成人急性非リンパ性白血病(ANLL)の治療は目ざましい進歩を遂げており,1970年前半には世界の最高水準の成績とされた初回完全寛解率50〜60%は,いまやほとんどのセンターで達しうる標準の成績となっている.
とくにわが国では,著者らがDCMP 2段治療法を開発し,その治療理念と80%を超える完全寛解率を報告し,その後多くの施設で80%に達する初回完全寛解率が報告されているが,PetersonおよびBloomfield1)は,最近の文献で成人ANLLに対する初回完全寛解率が80%を超える成績として,GaleおよびCline,PetersonおよびBloomfieldら,ReeおよびHayhoe,さらに著者らの成績をあげている.
とくにわが国では,著者らがDCMP 2段治療法を開発し,その治療理念と80%を超える完全寛解率を報告し,その後多くの施設で80%に達する初回完全寛解率が報告されているが,PetersonおよびBloomfield1)は,最近の文献で成人ANLLに対する初回完全寛解率が80%を超える成績として,GaleおよびCline,PetersonおよびBloomfieldら,ReeおよびHayhoe,さらに著者らの成績をあげている.
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