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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻11号

1981年11月発行

文献概要

他科のトピックス

塩化タリウム(201Thallium-Chloride)を用いた子宮体癌の新しい診断法

著者: 戸張千年1 黒沢洋1

所属機関: 1東邦大学医学部・放射線科

ページ範囲:P.2010 - P.2013

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 RI(radioisotope)診断法は,現在放射性医薬品と放射線(主としてγ線)検出機器の発展により,その進歩はめざましいものがある.悪性腫瘍のRI診断は従来から用いられている67Ga-citrateをはじめとして,57Co-Bleomycin,75Se-methionineなどと,最近の筆者らの開発した子宮腫瘍および未分化型の甲状腺癌などの診断に用いられている201Thallium-Chloride(201Tl-Cl)に至るまであり,従来に比べその診断能は著しく向上した.
 筆者らは,1976年より虚血性心疾患の診断に用いられているK+analogyの201Tl-Cl1,2)に子宮腫瘍の子宮筋腫と子宮体部癌に強い陽性像を認め,子宮腫瘍の核医学的体外診断を確立するに至った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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