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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 序文
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著者: 田坂晧
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ページ範囲:P.2030 - P.2030
文献購入ページに移動X線診断で,読影という作業を合理的に客観的に進めていくのに,必要な基礎が2つあります.第1は,種々のX線撮影やCTなどで,画像がどのようにつくられるかについて,基礎的に十分な理解をもっていることです.第2には,画像に対応するもととなる正常のX線解剖,および種々の病変で起こる形態の変化についての局所解剖学的な正確な知識をもつことです.この2つから,どの症例についても常に,再現性のある,一定の確からしさをもった判断が,いつでも同じように進められるようにするところに,X線診断の基本的姿勢があります.
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