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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 頭部外傷
扉
著者: 古井滋1 前原忠行1
所属機関: 1東京大学医学部・放射線科
ページ範囲:P.2087 - P.2087
文献購入ページに移動 頭部外傷の放射線診断は主に単純撮影,CT,血管造影などの検査によって行われる.このうちCTは頭蓋内血腫の検出に優れること,脳挫傷や脳浮腫などの脳実質の損傷を直接的に描出できること,比較的侵襲が少なく容易にくり返せる検査であることなどから,ことに急性期の頭部外傷の診断や治療方針の決定,その後の経過観察などにおいて非常に大きな役割を果たしている.ここでは外科的治療の対象となることの多い急性期の頭蓋内血腫の診断を中心に頭部外傷のCT診断について述べることにする.
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