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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン

頭部外傷

脳内血腫,脳挫傷,脳浮腫

ページ範囲:P.2093 - P.2095

文献概要

 急性期の脳内血腫は,mass effectを伴う脳実質の均一な高吸収域として描出される(図10)2,3).高吸収域の辺縁には低吸収域を認めることが多く,周囲脳実質の浮腫や虚血性変化に伴う所見とされている.受傷直後の脳内血腫は急激な増大を示す場合があることから,急性期の脳内血腫ではCTによる経時的な追跡検査が重要となる.脳内血腫は,時に受傷後数日を経て発生することもあり,この種の血腫はdelayed hematomaと呼ばれている6)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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