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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 脊椎・脊髄疾患
骨の変化と病変の周囲への進展
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ページ範囲:P.2114 - P.2115
文献購入ページに移動 腫瘍,または炎症性疾患の場合,病変が周囲軟部組織に広がることが多い.このような病変の周囲への進展を見るにはCTは非常に優れているし,脊髄腔造影を併用すれば脊柱管内の腫瘍と圧排された脊髄との関係も明確となる(図9,10).脊髄造影では硬膜外性腫瘍の存在しかわからないが,CTでは周囲軟部組織と腫瘍の関係がよくわかる(図11).なお破壊性の骨変化はとくに椎体前方の場合,椎間板とのpartial volume effectのため判然としないことがある.
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