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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン

脊椎・脊髄疾患

病変のX線吸収値

ページ範囲:P.2116 - P.2116

文献概要

 石灰化や脂肪の検出にはCTが最も優れているので,病変のX線吸収値から質的診断が可能なことがある.脂肪は通常,-50〜-100Hounsfieldunit程度のX線吸収値を示すことから,CTによる脂肪腫の診断は容易である(図12).また髄膜瘤などは0 Hounsfield unit前後のX線吸収値を呈する(図13).髄膜瘤では造影剤を髄注することで,嚢胞内のX線吸収値が上昇するという特徴がある.なお髄膜脊髄瘤ではChiari-Arnold奇形を合併する頻度が高いので,頭部CTも施行すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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