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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 脊椎・脊髄疾患

造影剤静注による増強効果

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ページ範囲:P.2117 - P.2117

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 血管性病変,とくに脊髄動静脈奇形がよい適応となる(図14).術前に脊髄と動静脈奇形のnidusとの位置関係を知ることが重要であるが,脊髄腔造影を併用すればある程度この目的も達せられると思われる.造影剤静注後CTを行えば,脊柱管内に高吸収域として動静脈奇形を描出しうる3)が,脊髄動脈造影を行って,流入動脈およびnidusの位置を知ることが不可欠である.一方,腫瘍では造影剤静注は頭部の場合と異なり,質的診断にはあまり役立たないが,低吸収を示すため一見嚢胞性と思われた病変が,増強効果を呈することから充実性であると判断できることもある(図15).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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