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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 頭頸部
頸部
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ページ範囲:P.2130 - P.2131
文献購入ページに移動 頸部は脂肪が少ないため,組織間の分離が十分には行えない.甲状腺はCT上高吸収値を示すため他と区別することができるが,甲状腺疾患に対しては,触診・軟線撮影・シンチグラムなどの簡便で有効な検査法が多いため,CTの応用範囲は狭い.頸部の腫瘍は,一般に,腫瘍の性質によらず,non-specificな軟部腫瘤として描出されることが大部分で,CTから質的な診断はむずかしい.頸部の嚢胞やcystic hygromaなどのcysticな病変は,その広がりの判定や立体的構造の理解の上でCTのよい適応である.
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