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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン

大血管病変

大動脈瘤

ページ範囲:P.2158 - P.2164

文献概要

 大動脈瘤のCT診断所見について,37例の症例について検討を加えたが,主な所見は大動脈の拡大(37/37),変形(34/37),石灰化(34/37),血栓を思わせる造影剤で染まらない低吸収値領域の存在(32/37)であった.
 そしてCT診断の特長を列記すると,1)大動脈全体の横断面での太さ,形態,壁の状態がよく識別できる.
2)石灰化の存在,位置がよくわかる.これは内膜の位置を示すので,解離を判断することができる.
 3)造影剤の投与によって血栓と血流部分を区別して見ることができる.
 4)他の腫瘍との鑑別に有用である.
 5)非観血的で安全な検査法である.
 などがあげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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