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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 胆道系

胆嚢癌

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所属機関:

ページ範囲:P.2208 - P.2208

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 胆嚢癌は悪性肝外胆道腫瘍の約50%を占め,組織学的には約85%は腺癌であって,他に未分化癌,扁平上皮癌,混合癌などがあるが,肉眼的にはびまん性浸潤型が多く,早期癌の発見の大きな障害の1つとなっている.また胆嚢癌の胆石合併率は高い(60〜80%)が,胆石自体がきわめて頻度の高い病変であり,胆石の胆嚢癌合併率は数%である.CT上,胆嚢癌は次のような形態をとる.
 1)胆嚢内腔に突出する(図13)・
 2)胆嚢壁の一部が肥厚する(図14).
 3)胆嚢壁全体に浸潤がおよび肥厚する(図15).
 4)胆嚢床を中心とした大きな腫瘤を形成し,胆嚢自体の同定がむずかしい(図16).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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