文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 副腎
原発性アルドステロン症
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.2274 - P.2275
文献購入ページに移動 原発性アルドステロン症の原因の約70%は皮質腺腫であり,残りのほとんどは両側副腎皮質過形成であるとされている.副腎皮質腺腫は5g以下の小さなものが多く,その90%以上が一側性,単発性である.
CTは腺腫の検出を目的として行われ,一側の副腎に腫瘤を認め,反対側の副腎が正常の形態を示す場合には,腺腫が強く疑われる.過形成の症例では,両側の副腎は正常の形態を示すことが多いとされている4).当科ではCTで,長径1〜2.5cmの6例の腺腫が診断され,うち4例で病理診断が得られている.
CTは腺腫の検出を目的として行われ,一側の副腎に腫瘤を認め,反対側の副腎が正常の形態を示す場合には,腺腫が強く疑われる.過形成の症例では,両側の副腎は正常の形態を示すことが多いとされている4).当科ではCTで,長径1〜2.5cmの6例の腺腫が診断され,うち4例で病理診断が得られている.
掲載誌情報