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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン

副腎

原発性アルドステロン症

ページ範囲:P.2274 - P.2275

文献概要

 原発性アルドステロン症の原因の約70%は皮質腺腫であり,残りのほとんどは両側副腎皮質過形成であるとされている.副腎皮質腺腫は5g以下の小さなものが多く,その90%以上が一側性,単発性である.
 CTは腺腫の検出を目的として行われ,一側の副腎に腫瘤を認め,反対側の副腎が正常の形態を示す場合には,腺腫が強く疑われる.過形成の症例では,両側の副腎は正常の形態を示すことが多いとされている4).当科ではCTで,長径1〜2.5cmの6例の腺腫が診断され,うち4例で病理診断が得られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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