icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 副腎

褐色細胞腫

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.2277 - P.2277

文献購入ページに移動
 褐色細胞腫はクロム親和性細胞から発生する腫瘍で,カテコールアミン分泌による症状を伴うことが多い.またその10%以上は副腎外に発生するとされ,10%前後の頻度で多発性腫瘍や悪性腫瘍が報告されている7)
 当科では病理診断の得られた褐色細胞腫を3例経験し,そのうち1例は術後に再発した両側性の腫瘍であった,褐色細胞腫では時に腫瘍内に嚢胞性部分または壊死巣と思われる低吸収域が認められることがあり4),当科の症例でも2例で病巣内に低吸収域が認められている(図6).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?