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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 骨盤
婦人科系骨盤内腫瘍
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ページ範囲:P.2284 - P.2296
文献購入ページに移動 頻度的には子宮筋腫,卵巣腫瘍が多く,したがって骨盤内腫瘍の起源臓器の決定が診断の重要なポイントとなる.子宮起源か卵巣起源かの鑑別は困難で,巨大な腫瘤像を呈する場合はことさらである.
この場合,ひとつには,正常子宮の同定が可能であれば,漿膜下筋腫などは例外としても,高率に子宮外起源といえる.子宮の描出の点で,横断面のみのCTに比較し,断面像を自由に選べるエコーがすぐれている.CT上,正常子宮を同定するためには,恥骨上縁よりスライスは必ず1.5cm間隔とするなどの工夫により,高率に同定可能であったとの報告1)がある.
この場合,ひとつには,正常子宮の同定が可能であれば,漿膜下筋腫などは例外としても,高率に子宮外起源といえる.子宮の描出の点で,横断面のみのCTに比較し,断面像を自由に選べるエコーがすぐれている.CT上,正常子宮を同定するためには,恥骨上縁よりスライスは必ず1.5cm間隔とするなどの工夫により,高率に同定可能であったとの報告1)がある.
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