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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻12号

1981年11月発行

臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン

骨・筋肉病変

腫瘍以外の腫瘤性病変

ページ範囲:P.2318 - P.2319

文献概要

 腫瘍以外の腫瘤性病変としては,膿瘍,血腫,髄膜瘤がある.髄膜瘤では,内容のCT値がほぼ0であることと,脊椎に欠損のあることが決め手となる.また,腫瘍は一般に壁が比較的厚く,造影剤により濃染するが,内容は水と腫瘍のほぼ中間のCT値を示し,造影効果を示さない.しかしながら,嚢胞性病変と膿瘍および腫瘍のCT値にはかなり重なりがあり,また機種によってCT値に信頼のおけないものもある.また,小さな病変や病変の辺縁では,partial volume effectがあり,CT値のみに頼るのは危険である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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