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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン 骨・筋肉病変
腫瘍以外の腫瘤性病変
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ページ範囲:P.2318 - P.2319
文献購入ページに移動 腫瘍以外の腫瘤性病変としては,膿瘍,血腫,髄膜瘤がある.髄膜瘤では,内容のCT値がほぼ0であることと,脊椎に欠損のあることが決め手となる.また,腫瘍は一般に壁が比較的厚く,造影剤により濃染するが,内容は水と腫瘍のほぼ中間のCT値を示し,造影効果を示さない.しかしながら,嚢胞性病変と膿瘍および腫瘍のCT値にはかなり重なりがあり,また機種によってCT値に信頼のおけないものもある.また,小さな病変や病変の辺縁では,partial volume effectがあり,CT値のみに頼るのは危険である.
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