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臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン X線CT装置の現況
扉
著者: 遠藤真広1
所属機関: 1放射線医学総合研究所・臨床研究部
ページ範囲:P.2335 - P.2335
文献購入ページに移動 X線CTの開発(1972)以来,ほぼ10年を経過し,わが国に第1号機が導入(1975)されてからも6年を経過した.過去を振り返ってみると,1975〜1977年頃がX線CTの技術的発展の最も華やかな時期であり,毎年,新しい世代のCTが発表された.しかし,最近の2,3年は,X線CT装置のハードウェアに本質的な改良は行われていない.X線CT技術における最近の発展は,主としてソフトウェアの改良と結びついたものである,このような情況は,X線CT技術が発展期を終え,安定と成熟の時期に到達したことを示している.
ここでは,X線CTのハードウェアの現況を,2〜4世代の相互比較に的を絞った形で説明する.この問題は,従来から,しばしば議論されてきたが,現在のような安定期にこそ,十分,冷静な議論を行うことができよう.また,現在の発展の焦点であるソフトウェア的改良のいくつかを概説し,X線CT装置の現況を理解する一助としたい.
ここでは,X線CTのハードウェアの現況を,2〜4世代の相互比較に的を絞った形で説明する.この問題は,従来から,しばしば議論されてきたが,現在のような安定期にこそ,十分,冷静な議論を行うことができよう.また,現在の発展の焦点であるソフトウェア的改良のいくつかを概説し,X線CT装置の現況を理解する一助としたい.
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