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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻13号

1981年12月発行

文献概要

今月の主題 肺機能検査から疾患肺へ 各種肺疾患と機能検査

気管支喘息

著者: 笛木隆三1 富岡眞一2

所属機関: 1群馬大学医学部・第1内科 2群馬大学医学部・内科

ページ範囲:P.2053 - P.2055

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 気管支喘息の定義として広く利用されているのは,American Thoracic Society(ATS)とCiba Guest Symposiumによる提案である.両者ともアレルギーを含めた病因については言及しておらず,気管支喘息の症候群としての性格を裏づけている.ちなみに,前者を引用すると,"種々の刺激に対して気管および気管支が反応性を高め,気道系の広汎な狭窄によって特徴づけられる疾患であり,その狭窄が自然に,あるいは治療によって改善されるものを気管支喘息という"と定義している.
 要約すれば,①気道過敏性,②広汎な気道狭窄,③可逆性の3点が診断のポイントとなろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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