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文献概要
今月の主題 肺機能検査から疾患肺へ 各種肺疾患と機能検査
細気管支炎
著者: 大久保隆男1
所属機関: 1東北大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.2061 - P.2063
文献購入ページに移動 細気管支炎を呼吸機能という面から眺めるとき,その中にまったく対照的な両極端を見出し奇異な感じに打たれる.その1つは,いわゆるsmallairway diseaseで,silent zoneの病気といわれるように,機能的にはまったく正常に近く,その変化を検出することはかなり困難である.一方,本間,山中らのdiffuse panbronchiolitis1)または滝島らのfibrosing bronchiolitis2)といわれる一群は,きわめて強い閉塞性障害と,それにより惹起されるガス交換障害を示し,これらが同一の部位の障害によるものとは到底考えられないほどである.
滝島3)によれば,慢性閉塞性肺疾患COLDの分類は表のごとくである.未分類は(1)〜(3)の診断基準に合致しないか,あるいは確定診断がえられないもので,その中のsmall airway disease型は1秒率70%以上で,末梢気道病変の診断法によりsmall airwayの閉塞性病変が示唆されるもの,とされている.
滝島3)によれば,慢性閉塞性肺疾患COLDの分類は表のごとくである.未分類は(1)〜(3)の診断基準に合致しないか,あるいは確定診断がえられないもので,その中のsmall airway disease型は1秒率70%以上で,末梢気道病変の診断法によりsmall airwayの閉塞性病変が示唆されるもの,とされている.
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