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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻13号

1981年12月発行

文献概要

今月の主題 肺機能検査から疾患肺へ 各種肺疾患と機能検査

肺塞栓症

著者: 川上義和1 山本宏司2

所属機関: 1北海道大学医学部・第1内科 2北海道大学医学部・内科

ページ範囲:P.2078 - P.2080

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 肺血栓・塞栓症pulmonary thromboembolismは,急性あるいは反復性に肺動脈の閉塞を起こす病態である.診断には,肺血流シンチ,肺血管造影,凝固線溶系検査が有用である.気道系の変化は2次的であり,診断における肺機能(とくにメカニックス)の役割は小さい。しかし,肺血流を障害するため換気・血流比(VA/Q)を変化させ,ガス交換障害はほとんど必発である.以下は,急性型を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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